白と基調とした壁紙と、質感豊かなナラ無垢フローリングでコーディネート。モノトーンのキッチンをが落ち着いた雰囲気を醸し出します。
一般的なキッチンの高さは85センチが多い中、高長身のF様に合わせ「90センチ」の高さを採用。洗い物をする際の腰への負担が軽減されます。
背面は食器棚とパントリー、家電タワーとゴミ箱スペースをを併せ持った「多機能収納」。乳白色のアクリルパネルを用いた４枚引き違い扉は、圧迫感を感じさせません。とかく生活感の出やすい水廻りもスッキリ隠す収納です。
冷蔵庫の位置も、とても大切です。冷蔵庫を開けるとダイニング側からは中身が丸見え！？
対面キッチンにありがちなパターンです。もちろんダイニング側からの目線を外しながら、動線上に使い勝手良く配置。
またオリジナルダイニングテーブルと同じ素材で合わせて造作したカウンターを設置。朝の忙しい時間帯は、さっと朝食を済ませたり、書類を整理したりと多機能です。
弊社のリノベーションでは、各部屋、生活動線上に必要な位置にUSBポートのついたコンセントを設置。写真はダイニングデーブル横に設けたコンセントです。とかく水や汚れが出やすいダイニングなので、未使用時はプレートでインできるオシャレ＆スマートコンセントです。
水廻りはLDK→洗面脱衣→洗濯→ホール→LDKと流れる回廊式。
朝の忙しい時間帯のキッチンと洗濯室との動線もスムーズになストレスフリーな間取り。
洗面脱衣室も兼ねた空間、壁に引き込まれた建具を引けば、きちんとプライバシーも確保できます。
奥行と間口、開口部を広く設けたトイレ。
介助の際にもゆとりのスペースです。
あえてトイレの外に設けた手洗い。単にトイレの使用だけではなく、帰宅時に最初に手洗いが出来ます。来客の際も、ゲストに生活感ある洗面室へ入っていただく事なく気軽に手洗いしてもらえます。
こんなご時世だからこそですね！
水栓はもちろん自動水栓です。
冬はこたつに入って過ごせたら･･･
そんなFさまのご希望を叶えるべく小上がりの畳スペースを設け、
沢山お持ちのリトグラフを愛でる空間と壁に仕上げました。
アクセントクロスの面はピクチャーレール、間接照明を隠蔽。美しい絵画をより美しく演出する空間に。
畳は和紙を材料とした畳おもてを採用。普段のお手入れは水拭きOK。飲み物などをこぼしても染み込まない優れもの。キレイ度も長持ちします。
リビングを兼ねる畳スペースですが、必要に応じてダイニング側とを建具で間仕切ることも出来ます。
ベッドルームはお休み前に過ごす読書の時間も落ち着いた雰囲気を感じられる様な照明と壁素材を計画。
天井に照明１台をポンと設置するのではなく、ベッドヘッド側に設けた間接照明で「ひかり」を壁に反射させ優しい「明かり」を表現。調湿消臭効果の高い珪藻土を主材料とした機能性タイルの凹凸が乳白色のアクリル板で拡散させ、程よい陰影に。柔らかい空間を演出してくれます。
ベッドルームにもお気に入りのリトグラフを楽しめるようにピンスポットライトを設置。
また、就寝時にトイレなどで起きた際も通常の明かりでは目が覚めてしまいます。そこで睡眠の邪魔をさせないために専用のピンスポット型ダウンライトを出入口の天井に設けました。
愛犬と一緒に休まれるため、ペットケージの床は大判タイル仕上げ。ナラの無垢フローリングとも調和のとれる色目を採用し、異素材でも違和感のない仕上がりに。夏の暑い日はワンちゃんもひんやりタイルの上でお昼寝です。。。
お粗相をしてもお手入れラクチン♪
書籍をたくさんお持ちのFさま。書籍って意外とサイズ感がマチマチな物も多く、その都度買いそろえた本棚のサイズもバラバラ･･･
統一感と整理をしやすい様に、ウォークインの中にスペースを計画。
●衣類●バック●書籍●季節の布団●スーツケース
これらがウォークインに納める物です。
何を何処にどう片づけ、整理整頓がしやすく、一目で見つかり、家具を買い足さない、そんなスマート収納空間です。
要とした時の寝室からの
動線を考えた間取りです。
また、マンションにはありがちな、「廊下が暗い」「玄関が暗い」を大きめのチェッカーガラスの入ったハイドアに白を基調とした壁紙、質感豊かなナラの無垢フローリングでコーディネート。
玄関を開けた正面に位置する、差し色のブルーグレー色の建具が「柔らかさ」アイアンのレバーハンドルはスパイスが効いた「大人かわいい」を演出しています。
もう１つ、ウォークインから回廊する空間が。
玄関横に設けた玄関収納ともつながっています。ウォークインで身支度を整え、玄関収納で靴を選び、壁に設けた姿見でドレスチェック。
靴を置かない玄関は生活感も現れず、掃除がしやすく何時でもスッキリ。
水廻りは洗剤や専用の掃除道具といった、実は収納物が多い場所です。
欲しい時にすぐ出せる収納として、通り抜ける収納スペースを設けました。買い物から帰ってきてすぐ収納、キッチンやトイレ、洗濯室からもすぐアクセスできる位置にストック品や掃除道具が出せるように収納スペースも回廊しています。
パソコンを広げて仕事。意外と細かな文具や資料が必要だったりすることも。
欲しいものが欲しい時にすぐ手に届く場所で、お落ち着いて作業ができるようデスクスペースを設けました。
テレワークでリモート会議の時も背景を気にする必要はありません。専用の部屋を準備するまででも･･･ そんなモヤモヤを解決したスペースです。
これからの暮らし方
終の棲家としてどう考えていくか・・・
面倒に思わなくてもいい生活動線
キレイにする事に時間を費やさなくてもよい収納を考え抜き、
そんな結果、大小さまざまな「回廊動線」が暮らしにゆとりを感じさせてくれる家になりました。
