クールな物干しリール
2017.9.19
写真は室内物干し「ブルックリンランドリール」(2013年グッドデザイン賞)
GOOD DESIGN AWARD 2013▶
リノベーションの要望に「物干し」をどうするか。これが意外と安易ではない。共働きで洗濯物を取り込めないから室内干しにしたい。また天気の悪い日に室内で干せるスペースが欲しい。そんなランドリースペースが確保できるようなゆったりとした広さの建物ばかりではない。とは言え、リノベーションした空間に「物干し竿」を入れたのではNG。機械式(電動式)で天井から降りてくる商品もあるが、スイッチONからの動作が待てない。または電気仕掛けはいずれ故障する。そこで見た目を損ねず、スタイリッシュなものは・・・。私たち(お客様)の問題解決してくれた商品が写真のベルトタイプの物干し。
巻取り式になっており、洗濯物を干すときに伸ばして引っ掛ける。使用しないときはリールを巻き戻せばスッキリとした空間に戻る。南側の日当たりのいい空間といえば、大体リビングやダイニングなど家族が集う空間で、デザイン的にも注力する空間。他にランドリースペースを設けることができれば問題ないが、限られた南面をランドリースペースとして有効活用するには持ってこいのアイテム。またこのベルトには一工夫ある。ベルトには均等な穴が開いており、ハンガーが掛けられるようになっている。ベルトに洗濯物が掛けられた際、重さで「たわみ」が出る。そうなると洗濯物はベルトのたわみで下がった方へ片寄ってしまう。その問題をクリアするために均等な穴が開いているから洗濯物は均等な感覚で干すことができる。家族構成によっては空間の許す限りブルックリンランドリールをどれだけでも増やせる。ただし、洗濯物が乾燥するまで見た目はしばらくの辛抱が必要かも(笑)