100年色あせないカーペット
2018.5.24

ディスカバリーチャンネルで気になる動画があったのでご紹介。

年間たった100枚しか作られないロシア伝統のカーペット織。

標高2000mで放牧された羊毛を染色し、平織りやパイル織の下地に無数の結び目をつけて模様を描く。伝統に従い、工房の職人はすべて女性。色が定着するのには4か月かかり、その後は100年経っても色あせない。

最近、中途半端なものが一番売れない。という話を活字で見たり人から耳にします。ヒトがモノを買う判断基準はどこにあって、何に重きをおいているか・・・。100年色あせないといっても自分が100年生きるからこの商品を買う。という人はいないでしょう。作り手の思い、こだわり、もちろんデザインや品質、それらが自らのお財布事情と合致したときに価格は安いと思うのか、妥当、少し高いと思うか。そこで「買う」といった決断をし商品を購入する。この時に判断する価値の情報が曖昧だったり情報が少なかったり、また自分の想い(要望)が曖昧だと決断に至らない。

いかにモノの価値についての情報を伝えられるか・・・
いかにお客様の要望を把握し明確になっているか・・・
とても大切なこと。

住まいづくりについても同じことが言えます。

注文されるお客様の要望や価値観、優先順位をキャッチする能力が欠けると、プラン図や空間、ライフスタイルそのものに影響が出ます。

いざ住み始めてから「こんな筈じゃなかった」となるのは当然です。

自分の思いを伝えるのは、注文されるお客様。
ですが、「お客様の伝え方」が問題ではなく、
わたしたちビルダーの「お客様の想いを聞き出す力、感じる力」が必要だとファイブセンスは考えます。

ファイブセンスでは、家づくりのプロセスにある、「ヒアリング」をとてもたいせつにしております。独自のヒアリング法と分析ツールをもって設計コンセプトを制作します。何よりお客様への関心力はどこにも負けないと自負しております。

100年色あせないカーペットにも秘密があるように、飽きのこない住まいづくりにもポイントがあります。それはシェフがレシピを公開し、そのレシピ通りに作っても全く同じ味にならないのと同じです。
そこには作り手の想い、例えばお皿を温める温度、提供時間といった心配り、そしておもてなしの心、言わば愛情だと思います。

世界にひとつ。わたしだけのオリジナル空間。
私たちも愛情込めた住まいづくりをブラッシュアップしていきます。